ソフトウェア研究室

#04 ソフトの引越し?

TOPIC 03の「2社間の同一ソフト」と似たような例として、A社から発売されるはずだったソフトが、その後B社から発売されたというケースもいくつかあります。

アスレチェッカー

アスレチェッカー

アスキーの「アスレチェッカー」は、富士通のカタログを見ると当初はポリシーから出ることになっていたようですが、実際に発売されたのはアスキーからでした。考えられるのは、ポリシーが倒産か何かで消滅してしまい、開発中だったソフトがアスキーに渡ったというケースです。あくまでも推測ですが、ポリシーからソフトが出なくなった時期と、このソフトが発売された時期が微妙に重なるので、あり得ないことではないと思います。

オイルマネー

エムアイエーの「オイルマネー」も同様で、もともとはタカラの広告に載っていました。移行の理由はやはり不明ですが、「PC88ゲームライブラリ」によると、タカラの販売会社だった「PHOENIX」が1984年に倒産したらしいので、こちらはそれが理由と考えてよさそうです。

コロン

ポーリー

アスキーの「コロン」はいわくつきのソフトで、アスキーの「第2回アスキーソフトウェアコンテスト」とエニックスの「第3回ゲームホビープログラムコンテスト」との二重投稿だった上、なんと両者ともに入選してしまったというものすごいケースです。エニックスのほうは「ポーリー」というタイトルで、迷路は変えられているようですが、キャラクターのディザインは「コロン」とほぼ同じです。結局「オリジナル性に欠ける」という理由で「ポーリー」のほうは発売中止となり、「コロン」のみが発売されました。

パニックtheトレイン

パックスソフトニカの「パニックtheトレイン」は「バクテリアエスケープ」の作者の第2作で、エニックスの広告に「ローカル線パニック」として発売予告が載りました。ところが発売はされず、しばらくしてからタイトルを変えてパックスソフトニカからリリースされたのです。どうやらエニックスの求めていた水準に達しなかったようです。

光栄とエニックス

コンテスト広告

FM-7とは無関係なのですが、ほかにもエニックス絡みで似たようなケースがありました。第3回のコンテストに入選した「アクシオム」、「ローリングペーパー」(いずれもPC-8801)が光栄から発売されたのです。エニックスと光栄は、これ以前もこれ以後も接点はほとんどなかったと思うのですが、どのようないきさつがあったのでしょうか?


公開日:
2003年09月16日
更新日:
2008年10月13日