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ウィザードリィ#1
PROVING GROUNDS OF THE MAD OVERLORD!
- 1985年
徹底研究/ウィザードリィ#1~モンスターデータ解析
モンスターデータは、「TSXBIN」で見た場合、トラック29のセクター9あたりからあると思います(FM-7版の場合。他機種では、ずれていると思います)。
1モンスターのデータは158バイトで、101モンスター分並んでいます。下図のデータを例に各データを説明していきます。
- 不定確名の長さ(00)
- 不定確名の長さが入ります。
- ex.
- 5文字です。
- 不定確名(01-0F)
- 不定確名がアスキーコードで入ります。
- ex.
- DEMONと表示されます。
- 不定確名(複数形)の長さ(10)
- 複数形の不定確名の長さが入ります。
- ex.
- 6文字です。
- 不定確名(11-1F)
- 複数形の不定確名がアスキーコードで入ります。
- ex.
- DEMONSと表示されます。
- モンスター名の長さ(20)
- モンスター名の長さが入ります。
- ex.
- 13文字です。
- モンスター名(21-2F)
- モンスター名がアスキーコードで入ります。
- ex.
- GREATER DEMONと表示されます。
- モンスター名(複数形)の長さ(30)
- 複数形のモンスター名の長さが入ります。
- ex.
- 14文字です。
- モンスター名(複数形)(31-3F)
- 複数形のモンスター名がアスキーコードで入ります。
- ex.
- GREATER DEMONSと表示されます。
- グラフィックスのタイプ?(40)
- 使用されるモンスターグラフィックスのタイプだと思われます。
- 出現数(42-47)
- モンスターの出現数が入ります。最初の2バイトがダイスを振る回数、次の2バイトがダイスの面数、次の2バイトがプラス値を表わします。
- ex.
- 01 06 00=6面のダイスを1回プラス0=1-6
- ヒットポイント(48-4D)
- モンスターのヒットポイントが入ります。最初の2バイトがダイスを振る回数、次の2バイトがダイスの面数、次の2バイトがプラス値を表わします。
- ex.
- 0B 08 00=8面のダイスを11回プラス0=11-88
- タイプ(4E-4F)
- モンスターのタイプが入ります。
- 00 FIGHTER
- 01 MAGE
- 02 PRIEST
- 03 THIEF
- 04 ?
- 05 GIANT
- 06 MITHICAL
- 07 DRAGON
- 08 ANIMAL
- 09 LYCANTHROPE
- 0A UNDEAD
- 0B DEMON
- 0C INSECT
- 0D ANIMATED OBJECT
- ex.
- DEMONです。
- A.C.(50-51)
- アーマークラスが入ります。最上位のビットを立てることによって負の値になります。
- ex.
- &HFFFD=-3
- 攻撃回数(52-53)
- 攻撃回数が入ります。
- ex.
- 5回です。
- ダメージ(54-7D)
- 与えられるダメージのテーブルが入ります。最初の2バイトがダイスを振る回数、次の2バイトがダイスの面数、次の2バイトがプラス値を表わします。これが攻撃回数分並んでいます(最大7回)。
- ex.
- 1回目2D12、2回目1D6、3回目1D4、4回目1D4、5回目1D4で、6-42のダメージ。
- 不明(7E-7F)
- 不明(80-81)
- 不明(82-83)
- エナジードレイン(84-85)
- エナジードレインのレヴェルが入ります。
- ex.
- エナジードレインはありません。
- ヒットポイントの回復(86-87)
- 戦闘中、1ターンに回復するヒットポイント数が入ります。
- ex.
- 1ポイントです。
- アイテムタイプ-WANDERING(88-89)
- アイテムタイプ-LAIR(8A-8B)
- 持っているアイテムのタイプが入ります。[21]はランダム遭遇時(GOLDのみで宝箱なし)、[22]は固定ポイント遭遇時(宝箱あり)の数値です。詳細は割愛します。
- ex.
- &H08=タイプ8/&H12=タイプ18
- 仲間のモンスター(8C-8D)
- 同時に出現する後続モンスターのナンバーが入ります。
- ex.
- &H42=LVL 8 NINJA
- 仲間のモンスターの出現確率(8E-8F)
- 同時に出現する後続モンスターの出現確率が入ります。
- ex.
- &H46=70%
- MAGEスペル(90-91)
- 唱えられるMAGEスペルのレヴェルが入ります。
- ex.
- 5レヴェルです。
- PRIESTスペル(92-93)
- 唱えられるPRIESTスペルのレヴェルが入ります。
- ex.
- PRIESTスペルは唱えられません。
- 不明(94-95)
- ブレス(96-97)
- ブレスの種類が入ります。
- ブレスなし
- FIRE
- COLD
- POISON
- DRAIN
- STONING
- ex.
- ブレスは使いません。
- スペルの無効化確率(98-99)
- パーティー側のスペルを無効化する確率が入ります。
- ex.
- &H5F=95%
- 耐久性(9A-9B)
- 防御能力のビットが入ります。
- OFFなら友好的な場合あり
- FIRE系スペル
- COLD系スペル
- POISON系スペル
- ドレイン
- 石化
- その他のスペル?
- ex.
- 防御能力を持ちません。
- 特殊攻撃(9C-9D)
- 特殊攻撃のビットが入ります。
- 石化
- 毒
- 麻痺
- クリティカルヒット
- KATINOが効きやすい?
- 逃走
- 仲間を呼ぶ
- ex.
- &H46=01000110=bit2・3・6がON