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トリダンタル
- 1983年
徹底研究/トリダンタル~トピックス
幻の画面?
ホテルの前、もしくはMM駅でG(イク)A(クーコー)とすると、実際に空港に行くことができます。ホテルの使い回しですが、グラフィックスも描画されます。しかし実際は何もできず、意味のない場面になってしまっています。パッケージに書かれたストーリーには『ホテルで空港で、駅で、あなたの活躍が期待される』とありますので、当初の構想では何かが起こる予定だったのかもしれません。
シークレットNo.について
ゲームスタート前に本部からの指令が表示されるとき、最後に「シークレットNo.」が表示されますが、これは固定の数字ではなく、0~15435の乱数を発生させ、下4桁を取り出したものとなっています(つまり、プレイごとに数字が変わります)。ところが、実はこれも意味のない存在のようで、ゲーム中に使われる場面はありません。唯一、ホテルのフロントで電話がかかってきたときにH(キク)U(シークレットNo)とするとナンバーが表示されますが、このとき表示されるものは最初のナンバーとは違い、なんとその場で新たに生成したもの(RND(1)で乱数を発生させ、下4桁を取り出し)なのです。
ゲームの説明のところでは「おもに連絡用に使われます」とありますので、初めからダミーだったわけではなく、おそらく何かに使うつもりだったと思われますが……。
電話の応答メッセージ
ホテルの部屋かMM駅でS(ハナス)S(デンワ)とすると、電話をかけることができます。すると「ドチラエ?」(もちろん「ドチラヘ?」の誤表記)と相手先を聞いてきますが、ここでは何を入力しても同じで、ランダムにメッセージが返ってくるだけです。つまり完全にダミーな存在となっています。用意されているメッセージは以下の10種類です。
# | メッセージ |
---|---|
1 | アンタ ナニヤッテンノ |
2 | ミユキTHEショウブシ シッテル?オモシロイヨ |
3 | モー ヤルッキャナイヨ |
4 | アイシテルヨ スグキテ |
5 | アタシ カワイイヨ ホントナンダカラ |
6 | スグキテクレナイト シンジヤウカラ ホントダヨ |
7 | ナツニナルト アツクナルッテ シッテマシタ |
8 | オハヨー エッ ヨルダッテ ミユキジカンダヨ |
9 | ネー オネガイ ジサツ シタイノ ダイダタノメル |
10 | デート シタインナラ シャシンドフウデリレキショ オクッテネ |
なお、駅の貼り紙にある番号を入力しようとして32768以上の数値を打ち込むと、Overflowのエラーで止まってしまいます。これも数多いバグの一つです。