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不思議な旅
- 1983年
概要
「第2回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」入選プログラム賞受賞作。
最初のタイトルは「ファンタジーアイランド」だったそうです。グラフィックスは、T&Eソフトの「スーパーグラフィックエディター」で描かれています。
ストーリー
198X年、私は、あるマンションの一室で、地球で起こっているいろいろな出来事を見ていた。多過ぎる人々、食料不足、多発する犯罪、解決しきれない公害問題。こんなに多くの問題が、地球全体を大きく覆いかぶっていた。人人は絶望と無気力な世界にあきあきしていた。突然、ものすごい震動が大地を揺ぶり、地震が起こり、津波が発生し、都市を破壊し始めた。
ついに地球人類は、起こしてはならなかったハルマゲドン(終末戦争)を起こしてしまったのだ。私は大きな爆発音を聞いたと思った瞬間、気を失ってしまったのだ。
何時間過ったのだろうか。痛む節々をさすりながら起き上がり、周囲を見渡すと、見た事もない風景が目に入った。草の中に横たわっていた私は、一瞬、自分がどうしてここにいるのか思い出せなかった。
ここは草原らしい。岩がところどころにある。私はズキズキ痛む頭をかかえながら、心死に、今までの事を思い出そうとしていた。確か、私は都会の超高層ビルの12階の自宅でテレビを見ていたはずだったのだが……。そうだ、テレビで戦争の勃発に開する臨時ニュースを見ていたのだ。あの時の空はやけに、赤くて、なま暖かい風が吹いてきた気がしていたのだが……。きっとICBMの爆発の時に、どうした事か、私だけが異次元の世界に投げ出されてしまったに違いなかった。
私は気を取り直し、立ち上った。きっとどこかに又、元の世界へ戻れる道があるに違いない。「きっと家に帰れる……。地球は死滅しているかもしれない。しかし、どうしても私は地球へ戻りたい!」口の中で何回もつぶやきながら、草原をあてどなく北へ向って歩いていた。どのくらい歩いただろうか。そこには身長150cmぐらいの人間らしき生き物がいた。そいつは真赤なマントのようなものを頭からおおっていて、大きな目だけが無気味に光っていた。オレは気味悪くなって逃げようとした。その時だった。そいつは、なにかぶつぶつとつぶやき始めた。そしてどうした事かオレはそいつに石にされてしまったのだ。ああ、あのとき西に行っていれば、よかったのだ………。
マニュアルより
タイトルデータ
- 読み/カナ
- フシギナタビ
- 読み/ローマ字
- fushigi na tabi
- 欧文表記
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- パッケージ表記
- 不思議な旅
- 画面表記
- 不思議な旅
- 別表記
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- キャッチフレーズ
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詳細データ
エミュレーター動作
- XM7
- ○(正常動作)
- eFM7
- ?(未確認)
- EM7
- ?(未確認)
- EM7 [FM TOWNS版]
- ?(未確認)