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トリダンタル
- 1983年
徹底研究/トリダンタル~ゲーム展開-02
ホテルの前からゲームは始まります。ここは素直にホテルに入るしかありません。
ただしE(ハイル)B(ビル)だと、なぜかReturn Without Gosubのエラーで止まってしまいます。おそらくバグでしょう。
まずフロントに行くことになりますが、フロントマンが無表情でちょっと不気味です。ここで予約してある旨を伝えるのですが、これが最初のトラップポイントで、「ご予約の方ですか」の問いに対し、「ハイ」と答えてはいけません。が、答えるとどうなるかを見てみましょう。
指令書にあったとおり、303号室に案内されます。すると、フロントの電話が鳴りました。このシーンは電話の鳴る様をアニメーションで表現しています。国産アドヴェンチャーゲームではすでに「惑星メフィウス」で採られていた手法ですが、ほぼ同時期に発売されたことを考えると、「コマンド選択式」、「直接移動方式」と並んで、最先端システムをいち早く取り入れていたソフトといえるかもしれません。
部屋の中です。電話、TV、椅子、テーブルなどがあるようです。TVをつけると音楽が流れますが、特に変わったことは起こりません。椅子を見るとテープレコーダーが発見できますが、これも音楽が流れるだけ。ほかに怪しいところもなく、何かが起こるということもありません。
実は302号室に入っても意味はなく、303号室に入るのが正解なのです。もともと指令では303号室でということでしたので、これは当然でもあります。いったん部屋を出ることにします。
303号室に入る前に気をつけなければならないのは、周囲に誰もいないのを確認することです。もし誰かがいる場合(乱数で½の確率で決定)、303号室のドアを開けようとするとホテル荒らしと思われ、警察に通報されてしまいます。人がいたらいったん302号室に入り、また廊下に戻る必要があります。
この303号室でのポイントは、リアルタイムで何かが起こるということ。本来はあまりじっくりと考えている暇はないのですが、とりあえず何もせずに様子を見てみます。
すると、まず電話がかかってきました(ここでももちろんアニメーション表示されます)。出てみると、「危険だから外へ出ろ」との指令。いかにも怪しいのですが、一応ドアを開けてみます。すると…。
やはり外に敵がいて撃たれてしまいました。このゲームは、とにかく失敗を繰り返しながら正解にたどりつくしかありません。
電話を無視して待っていると、今度は敵にドアを開けられて撃たれてしまいます。ということで、部屋に入ったらまずドアをロックすることが必要になります。
連絡はFM-8からのものでした。それによると、303号室で会うことが敵にばれているため、19:00に301号室で待てとのこと。このゲームはスタート時に時刻が17:00にセットされますので、ここまで2時間以上かかっていなければ間に合うことになります。しかしこの計時は必ずしもリアルタイムではなく、基本的に場所の移動で10分プラスされるので(ただしプラスされないケースもある)、実時間通りに進むわけではありません。とはいえ、よほど手間取っていなければ余裕はあると思われます。
ドアを開けて部屋を出ます。