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オルリー空港殺人事件
- 1983年
徹底研究/オルリー空港殺人事件~ゲーム展開-02
遺留品捜査
いよいよ捜査開始です。まず遺留品を調べることから始めます。残されたのはバッグと、前出のメモ。バッグの中には衣類とみやげが入っていました。そして服からはサイフとパスポートが見つかりました。
サイフはルイヴィトンの一流品で、入っていたのは2万円。ほかの品に怪しいところはなく、指紋も前科者のものには該当しませんでした。カメラが見当たらず、所持金の少なさを考えると、物取りの犯行の線もあるようですが……。
念のためもう一度「バッグ シラベロ」を命ずると、なんと手帳が見つかりました。同じコマンドを2度繰り返さないとダメという、ちょっとずるいトリックが使われています。
手帳にはスケジュールと宿泊先、食事先、観光スポットなどが書かれており、「このあとここを回って捜査をするんだな」と思わせますが、現時点での有力な手掛かりは見つかりません。
これ以上はいろいろとコマンドを入力しても進展しないので、「もう調べることはないのか?」と思うところですが、ここにこのゲーム最大のポイントが潜んでいます。これを調べないと次に進んでもゲームはクリアーできないという重要なものです。
それは、「ニオイ シラベロ」! なんの手掛かりもない状態で、このコマンドを思いつかないといけません。サイフとパスポートにシャネルの香水の匂いが認められました。
パリ市内捜査 その1
2人の女性が迎えてくれました。ノヤマ氏について尋ねると、「半年前にこの方面の担当になり、1か月おきくらいに来るようになった」とのこと。2、3日前にも来たようです。
2人とも独身で、ヨーロッパの一流品を身に付けるのが好きだそうです。恋人の存在について聞くと、右側のナオコは「いません。いい人世話してぇー」とおどけますが、左側のキョウコは、「えっ、そっ、そっ、それは…いません」とうろたえます。
フロントにいるのは、ダジャーレという、文字通り冗談のような名前のマネジャーです。カメラが趣味で、日本製がお気に入りらしいです。そういえばノヤマ氏もカメラを持っていましたが……。
その ノヤマ氏については、「社長に会いたいとか聞いていました。今度は大勢連れてくるから…などどつぶやいていた」ということです。
その社長に会ってみます。ノーターリンという、日本語だったら失礼な名前です。ノヤマ氏について尋ねると、「今度大勢連れてくるから…と言うので『よっしゃ!よっしゃ!』と言うと喜んでいた」ということです。よくわからないのですが、旅行客を大勢泊まらせることを条件に、リベートを要求していたということでしょうか?