オルリー空港殺人事件

パリ市内捜査 その2

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次は食事先のレストラン、マロンです。ところが、「当分の間休み」で、話を聞くことができません。事件との関係を疑いたくなりますが、実際はメモリー不足か何かでプログラミングできなかっただけでしょう。

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続いて、手帳に書かれていた観光スポットを回ってみます。まずはノートルダム寺院。観光客のほかに浮浪者もいるようですが、話は聞けず、手掛かりはつかめません。

次はルーブル美術館へと思ったのですが、「捜査員をやらせ聞き込みしていますが、今のところ手掛かりはありません」と言われるだけ。モンマルトルへも凱旋門へもどこへも行けません。せっかくパリに来ているのに、これは寂しすぎます。

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カナエはノヤマ氏に有名店での買い物を頼んでいたので、それらの店を回ってみます。ルイヴィトンではストアマネジャーのシャロンに話を聞けました。ノヤマ氏は「社長に会いたい。今度は大勢連れて来るから」と、ここでもホテルのときと同じことを言っていました。しかし、ここでは社長に会うことはできません。

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ほかにランセル、セリーヌ、ディオールの各店に行くことができますが、グラフィックスが用意されているだけで、店内に入ることも話を聞くこともできません。これもメモリー不足のせいなんでしょう。使い回しのグラフィックスにも苦笑するだけです。

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これで心当たりはすべて回ってしまいました。取調室に戻ってみます。しかし「ポートピア」とは違い、ここに容疑者を呼んで尋問したりすることはできません。全く意味のない場所となってしまっています。

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気になるのは、ノヤマ氏のサイフとパスポートについていたシャネルの香水です。ノヤマ氏は香水を使うのか、近しい人に電話をして確認してみます。勤務先と奥さんにかけることができますが、どちらも回答は同じです。すると、「そんなのつけないですよ」という返事が！ あの香水の匂いは誰のものなのでしょう？

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