更新のお知らせ

2019年8月25日にOh!FM-7を更新しました。
更新情報はこちらです。

今回の更新では、FM-7版「ドルアーガの塔」(電波新聞社)のパッケージ画像とスクリーンショットを掲載することができました。
周知のように、このソフトは現在に至るまでその存在がはっきりと確認されておらず、幻の作品と化していたものでした。超マイナーなソフトハウスの作品ならそういったものはいくつかありますが、電波新聞社という大手ソフトハウスの作品で発売の有無が取り沙汰されるのは奇妙でもあります。その要因としては、発売が1987年とFM-7対応ソフトとしては比較的遅く、しかも出来のよいFM77AV版がすでに発売されていたため、ほとんど注目されることがなかったからだと思われます(専門誌の『Oh!FM』ですら紹介はありませんでした)。
そのため未発売説も唱えられていたようですが、私としては、『マイコンBASICマガジン』に広告が(スクリーンショットつきで)一定期間掲載されていたこと、同誌、それから『Oh!FM』にも裏ワザが紹介されていたことなどから、発売はされていたのだろうと判断し、当ミュージアムでは「発売未確認」とは記載しませんでした。

それでも発売の確認はまったくできなかったのですが、今年になって現物が発見されたという情報が流され、当方には、なんと移植を担当された紅林俊彦様から直接ご連絡をいただき、パッケージ画像もご提供いただきました。ご実家で片付けをされていたときに見つかったそうで、30年ほど放置していたにもかかわらず、FM77AV上で無事動いたということでした。
一緒に送っていただいたスクリーンショットは、上記の『電子工作マガジン』のfacebookページの掲載画像と同じものでしたが、「できればエミュレーター上での鮮明な、元の形に近い画像を見たい」とわがままを申し上げたところ、吸い出し作業を行なって下さり、今回掲載のスクリーンショットを送っていただきました。また、プレイ動画も撮って下さったのですが、重ね合わせ処理等の影響かやはり色数は少ないですが、キャラクターの動きもスクロールもスムーズで、クォリティーの高い移植になっていると思います。

この伝説的なソフトが発見されただけでも喜ばしいのですが、パッケージ画像、スクリーンショットをご提供いただき、掲載できたのは、望外の喜びでした。紅林様、本当にありがとうございました。
せっかくですので、ミュージアムの縮小画像ではないものをアップしておきます(クリックで拡大表示されます)。

m.shinohara様からは『アスキー』の表紙画像を3点ご提供いただきました。m.shinohara様は同誌1984年10月号掲載の「ナポレオン」を2015年にPC-8001に移植されたそうです(OUT of STANDARDさんで紹介されています)。
『アスキー』の画像はまだまだ抜けが多いので、貴重な3点となりました。ありがとうございました。

ほかに、『プログラムポシェット』vol.2掲載の「ジャマ森タタキゲーム」を新規追加していますが、これは単に取りこぼしで未掲載になっていただけです(^^; もっと慎重に作業をしないといけませんね。