m.shinohara様からは『アスキー』の表紙画像を3点ご提供いただきました。m.shinohara様は同誌1984年10月号掲載の「ナポレオン」を2015年にPC-8001に移植されたそうです(OUT of STANDARDさんで紹介されています)。
『アスキー』の画像はまだまだ抜けが多いので、貴重な3点となりました。ありがとうございました。
もうひとつの「爆弾男 Ver2.0」は、今回初めて存在を知りました。「爆弾男」はハドソンの有名作として知られていますが、「Ver.2.0」があったとは思いもしませんでした。たとえば、改良やバグの修正などで新ヴァージョンをリリースするケースはありますが(「ポイボス Part I」やPC-8801版「ドラゴンスレイヤー」など)、こちらはパッケージに「Ver2.0」とはっきり記され、製品コードもLA-1023→LA-1064と変わっていて、完全に別のソフトという扱いになっています。「爆弾男」にはほかに「三次元ボンバーマン」という作品もありますが、これとはまた違うソフトであろうと思われます。
ただ肝心の中身については、前作からどのように変わったのか、まったくわかりません。「爆弾男」はいくつかの機種で発売されていましたが、「Ver2.0」が発売されていたという機種の情報は少なくともネット上では見当たりませんし……。この時代のハドソンは、いろいろと謎が多いですね。
スクリーンショットでは、「プログラムポシェット」と「マイコン・ゲームランド」の掲載作をいくつか追加しました。
いずれも、「Program List OCR」を利用した打ち込みの成果ですが、今年1月にリリースされた1.3.0を試してみたところ、認識率がかなり上がっており、作業がさらに楽になりました。「マイコン・ゲームランド」掲載のプログラムリストは、1.2.0までのヴァージョンではいくらか苦手にしていた字体のもの(下部画像参照)なのですが、1.3.0ではスラッシュなしのゼロでもO(オー)とほぼ区別されるなど、認識ミスが格段に減っていました。この字体が克服できたとなると、FM-7用リストのほぼすべてを高い精度で認識できるようになったといえると思います。
それでも、BASICの場合は1行ずつチェックしなければならないのでそれなりに大変ではありますが、打ち込み作業がはかどるのは間違いないでしょう。
今回の更新では、FMシリーズ用に発売されていた周辺機器関連のソフトを新たに2つ加えました。
まず、アスキー(正確にはアスキーコンシューマプロダクツ)から発売されていた「MICRO・FONT-FM8」です。これは、FM-8でオリジナルのフォントを表示させることができるというもので、X1などに搭載されているPCGと同じようなハードだと思います。実際広告などでは、「Programmable Character Generator」と謳われています。
スクリーンショットの追加は、本ブログの前回の記事でご紹介した、「Program List OCR」を使った打ち込み作業でイメージ化したプログラムのうちの3本分(さらにそのあと、「パソコンで銀河の渦状腕を作るシミュレーション」も打ち込みました)を掲載。
ほかに「Oh!FM」掲載プログラムを何本か加えていますが、これらはいずれも当時打ち込んだりしており、イメージ化もずっと前に終えていたのですが、なぜかスクリーンショットを掲載し忘れていたので、今回追加しました。
かなり久しぶりにプログラムの打ち込みを行ない、スクリーンショットを掲載しました。打ち込んだのは、「プログラムポシェット NO.7」掲載のショートプログラム3本です。とはいっても実は、打ち込み作業はほとんど行なっていません。eighttails氏が最近公開されたOCRソフト、「Program List OCR」を活用させていただいた成果なのです。
使ってみて驚いたのですが、このソフトはかなりの精度でプログラムリストを読み取ってくれます。下の画像は、今回掲載した「SUPER BALLOON」の掲載リスト冒頭5行と、それを「Program List OCR」で読み取って「サクラエディタ」で表示したものですが、ほぼ完全に一致しているのがおわかりだと思います。掲載リストと異なるのは、4行目の"SCORE"のあとにスペースが1つ入ってしまっている点だけです。